
初釣り6投目の53cm
KIZAKURA Field Staff 伊藤公之 
新年を迎えた1月某日、キザクラHPでおなじみの盛岡のひでちゃん(以降ひでちゃん)と
自分のホームグラウンドである秋田県男鹿半島へ新年一発目の黒鯛を求め、
一昨年に親睦会会場となった戸賀漁港(地図)へ向かった・・・
当日は厳寒期でありながら海は凪いでおり絶好の釣り日よりではあったが、
前日の情報ではフグ、サヨリ、タナゴ、ホッケ、アジ、サバ等、多数の餌取りがいるので
かなり厳しいとの事だったが、その反面、ラインをぶっち切る程の大物・・そう、
真鯛の気配が未だ残っているとの情報を耳にしていたため数%の期待をしたのであった。
僕とひでちゃんは、渡船に乗り込んだ先客の面々が思い思いの島へ渡船した後で、
誰も乗らずに残っていた島(なべ岩)へと渡船してもらった。
餌取りの猛攻に会う事は覚悟の上、いや、もしかすると大物の一撃が・・・(淡い期待だが)に備えて、竿はシマノ鱗海アートレータの1.2号にラインはフリーダムフロートの2号、ハリスはアグレの1.75号(2ヒロ)を選択し、鈎はチヌ鈎の3号。
ウキは 黒魂swichi の0シブにJクッションJ6、ハリスへのガン玉無しの状態で釣りを開始する事にした。
今回渡船したなべ岩は沖に向かって細長い島で、
ひでちゃんは先端部、僕は少し陸側に釣り座を構えて海の状況を伺う事にした。
第一投目、磯際にコマセを撒いて、その先竿一本位のところへ仕掛けを投入した。
仕掛けが竿一本半程入った様な時にコマセを撒いた足下からタナゴが沸き上がって来て、
それと同時にウキがシモリ始めた。
第一投目と言う事もあり、ラインにテンションをかけじっくりと待つ・・
するとラインが少し引っ張られ即合わせを入れたが
浮いて来たのは磯際にも沸いて見え隠れしていたタナゴであった。
第二投目は更に竿二本程沖目に投入したが、やはり同じ様な深さでタナゴであった。
当日は北西の風があり、釣り座に立つと背中から受ける状態でもあり、
ウキと表層のコマセは風と同一方向であったが、
中層のコマセやJクッションは左側の陸側へと向かって流れるため、
仕掛けの入りが悪いと判断し、鈎上20cmのところにガン玉のG5を追加。
付け餌が潜行する様に変更した。
仕掛け変更後の第三投目、再度、沖目に投入したが、やはり釣れたのはサヨリであった。
この時点で、沖目には無数のサヨリがいると判断し、
コマセの流れる方向に対して潮上のサラシ脇へと第四投目。
サラシ脇に出来る吸い込み流を利用し深場を攻めて見ると今度はホッケ。
コマセを吸い込み流に入れてみると、ホッケも浮いて来ている事が確認されたため、
第五投目はコマセを直接投入していない潮下へ入れてしばし様子を伺う。
竿約2本程入れたところで付け餌のチェックをしたら
??・・んっ 付け餌が丸々残ってきた。
コマセが効いて無くて魚の気配が無いのか?
それとも・・??の期待を胸に秘めた第六投目。
竿2本まで入らないくらいのところで、ウキにテンションが加わる。
もしや、何かが餌を口にしたのではと思った瞬間、竿先が引ったくられてラインがバチバチと出る。
おおっ本命か?それとも、ホッケか??と思ったが、明らかに竿先を叩く手応え。
しかも今までの魚とは明らかに違う重さ・・。
タックルバランスを信じ、数回の引き込みに耐えて上がって来たのは53cmの黒鯛であった。

さて、ひでちゃんはと言うと、うねりが正面から当たる釣り座へ移動し、
小さいながらも連続で黒鯛2枚を釣り上げた。
それ以降、ホッケとサヨリ、底ではタナゴが群れをなしてしまい
全く釣れなくなってしまい磯上がりとなったのである。

途中、ウキ止めを付けて、重い仕掛けで底深くまで一気に落として縦の釣りを試みたが、
今思えば、餌取りがこれだけ活発になってしまってからは、黒鯛が餌取りとともに行動し、
浮いていたのかも知れない。
また、餌取りの群れが一瞬たりとも付け餌を残さなかった事から黒鯛の個体数は少なめだった事だろう。
逆に棚を浅くして黒鯛がコマセに合わせて食いついてくるグレ釣りと同じ感覚で釣れば
もう少し魚が拾えたのかも・・・と反省点と次の釣果に繋がる何かを
男鹿の海は僕たちに教えてくれた釣行だったと思う

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