【 解説 】 KIZAKURA Field Tester 波多江義孝

インターネットTV・オリジナルコンテンツ  2006.05
.12公開
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「磯のオナガグレ編」by 波多江義孝

翌朝は地元の瀬渡船「祥福丸」に乗り込んで、中五島佐尾鼻灯台の根元近くに位置する「ツルセド」という磯に上礁した【釣場地図】。

今回の取材はチヌ釣りがメインであるが、この磯は足元からドン深でちょっと沖目では水深が20m以上もありオナガグレや石鯛の実績も高い。

aそれに情報によるとチヌに混じって良型のオナガグレも釣れているとのことで、グレ釣り師の我々としては狙わずにはいられないのが本音だ。

そんな磯の形状や低水温の時期的なことを考慮して、グレがアタッてくるタナも竿1本半以上の深ダナだろうと判断し、チヌもグレも両方釣ってやろうと仕掛けはKUZIRA00号にバランサーを張ってウキごと沈めて狙う全層沈め釣りとし、中層(竿1本半)から底層狙いに照準を定めた。

波は高く無いけどウネリが大きく、投入した仕掛けは磯にぶち当たったウネリが払いだされる潮に乗って沖へと出て行き良い感じで沈んで行くが、底潮が殆ど動いて無い様でウキが沈むにつれて仕掛けが手前に寄ってきている状況だ。

仕掛けの投入点を変えながら少しでも沖へと運んでくれる潮筋を探していると、隣の由希ちゃんのラインが走った。

その引きは明らかなグレの引きだったのだが、食いが浅かったようでハリ外れでバラシてしまった。

しばらくすると再び由希ちゃんのラインが微妙に動いている。

彼女がラインを少し張って誘ってやると、バチバチッとラインが指先を弾いていった。これもグレの引きには間違いない様で、海面を割ったのは40センチ程のオナガグレだった。

ヒットしたのは足元の底近くみたいで活性の低さが伺える。その後も同ポイント付近で同サイズのオナガをゲットした由希ちゃんは絶好調。

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中五島/ツルセド 【釣場地図

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その状況を見て私も沖目には魚が出ていかないと判断し、足元狙いとしてZワンダの0シブにJクッション水中をセットした仕掛けに変更した。

a水平ウキとドングリウキの形状を見ても解るように、自分よりも沖目に潮が流れていれば、水平ウキの方が潮に乗りやすく仕掛けの抵抗を最小限にしてくれる。

逆に潮が動いてない時や当て潮の場合などは、ドングリタイプのウキの方が有効なのだ。

aひとつの仕掛けで色んな状況に 対処することも大切なことかもしれないが、私は状況に合った仕掛けや釣り方を試行錯誤しながら、出来るだけ釣り易くて効率が良い釣りをしたいので、状況によっては半遊動や1号負荷の重い仕掛けも平気で使用する。

足元狙いに切り替えた私のウキがすぐに反応した。 合わせるとギュンとロッドが弧を描いてやったぜと思ったが、なんとコクッ、コクッと首を振っている感触が伝わってくるではないか。

aやっぱり、海面を割ったのは銀の鎧をまとった良型のチヌだった。(複雑な心境の私)

今回はチヌが本命だが、隣で由希ちゃんが3枚も良型のオナガグレを釣るものだから、私としてはオナガグレを釣りたくて堪らないのである。


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昼近くになると潮行きも良くなり水温も少しは上がったみたいで、金子さんや松屋さんにも沖目でオナガグレがヒットしてきた。

それを見てグレの活性が上がったと判断し、MA00号にバランサーを2枚張って深ダナをダイレクトに攻めていた私だったが、バランサーを1枚剥がしてウキの沈下速度を遅くしてみると、なんと1発でラインを弾いていくアタリが来た。

瀬際での数度の締め込みを交わして取り込んだのは、待望の40センチ級のオナガグレで満足の私。

こうして、今回の取材はチヌ、グレという磯の人気ターゲットの引きを満喫して全員の笑顔が印象に残る2日間となりました。 


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今回のロケは、由希姐 ひとり勝ち?の大激釣でしたぁ〜 波多江さん以外は、全員 全層KUZILLAで釣りました


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中組カメラマンの【めいきんぐぺーじ】 5月号ロケ分 B    インターメディア・リョウ